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経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)

  1. 美容整形のリッツ美容外科
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  3. 経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)

経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法) 施術内容

経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法) メニュー

老け顔の第一位は、目の下のクマと言われています。クマには、主に黒クマ(影クマ)、茶クマ、青クマに大別されます。以下にそれぞれの特徴を説明します。
▼黒クマ(影クマ)

▼茶クマ

▼青クマ

黒クマ(影クマ)

1. 黒クマの症状と原因

症状

影クマに悩む男女の比率は非常に高く、症状としては目の下が脂肪で膨らみ、その膨らみが影となって頬のくぼみを強調している状態であることから影クマと言われています。

原因

この影クマは、眼球を支えている眼輪筋・皮膚・眼下隔膜の張りが加齢と共に緩んでくることから、眼下隔膜の下でクッション役をしている眼窩脂肪が、眼球に押されて突出する事が主な原因となっています。

2. 黒クマ(影クマ)の改善方法 I

改善方法

経結膜脱脂法

適応

(1) 脂肪の膨らみが軽度である。
(2) 眼頬溝(ゴルゴ線)の凹みがない。
(3) 頬骨下(下瞼窩骨縁部)の脂肪が比較的多い。
(4) 年齢的には20代までの方に適した手術です。

手術方法

(1) 下眼瞼を反転し、瞼板下端で約1~1.5cmの横切開を加えます。
(2) 結膜切開後は眼窩隔膜(septum)前面から隔膜を切開すると眼窩脂肪が露出し脱出してきます。 下眼瞼の脂肪は内側、中央、外側と3つのコンパートメントに分かれていますが、術前の評価通りに切除します。 主として内側、中央のあふれ出してきた脂肪を、電気メスでしっかりと止血、凝固しながら切除します。
(3) 最後に結膜切開創はドレナージ(血液排出)の意味で縫合は行いません。

黒クマ(影クマ)の一般的な治療法である結膜脱脂法の欠点とは?

黒クマ(影クマ)の一般的な治療法として、眼窩脂肪の摘出術が広く行われていますが、必ずしも良い結果となる訳ではありません。むしろ鼻顎溝(nasojugal groove)を目立たせることがあります。
くぼみのレベルに眼窩脂肪の突出部位をそろえることにより、下まぶたが全体的に窪んで不健康に見えることがあります。返ってクマが強調されることも少なくありません。また確実にしわが増えます。20歳代の方ではあまりしわが気になることはありませんが、30歳代以降では要注意です。とりわけ笑い皺はかなり目立つことになります。
また、顔面の老化に伴って脂肪量は減少しますので、過度な眼窩脂肪切除による術後の「空洞化」によるくぼみの増強には注意が必要で、美容形成外科の世界では、国際的にも下眼瞼の脂肪は温存すべきであるとの論調になっています。

3. 黒クマ(影クマ)の改善方法 II

改善方法

経結膜ハムラ法「裏ハムラ法」

適応

(1) 脂肪の膨らみが重度である。
(2) 眼頬溝(ゴルゴ線)や頬骨下(下瞼窩骨縁部)の凹みがある。
(3) 年齢的には30歳代~50歳代までの方に適した手術です。
脂肪の膨らみが重度の場合は、脱脂のみだとクマの症状は軽減されますが、同時に瞼頬溝(ゴルゴ線)や下瞼窩骨縁部の窪み凹が強調され、余り良い治療結果は期待出来ません。脂肪の膨らみとともに下瞼窩骨縁部が窪んで目立つ場合には、経結膜ハムラ法(裏ハムラ法)が適応となります。

手術方法

(1) 下瞼裏側(結膜側)2㎝の切開を行います。その後、剥離は眼窩隔膜上(眼輪筋下)で行い眼下下縁まで至ります。更に、剥離を骨膜下に変更して気になる窪みの部位を越えて剥離を完了します。
(2) 眼窩隔膜を切開して開窓し眼窩脂肪を引き出します。頬瞼溝の溝を埋めるため、内側(鼻側)の脂肪塊は下内側へ移動させ、中央脂肪塊はその外に移動させ、骨膜に縫合固定します。余った脂肪は、必要に応じて切除します。
(3) 結膜側は、腫れ防止のため縫合はあえて行わず血液などをドレナージ(排出)します。

重度の黒クマ(影クマ)の治療法である経結膜ハムラ法「裏ハムラ法」とは?

テキサスの高名なDr.Sam,Hamraが考案した術式で、下瞼の若返り手術の世界的標準術式となっており、現在では最も優れた理論方法と考えられております。下眼瞼の皮膚の弛み、皺の目立ち方によっては皮膚を切り取る必要がありますが、皮膚には傷を残したくないという方で、主にクマ、ふくらみ、くぼみなどの凹凸が気になる方には最良の治療法です。眼窩脂肪移動術を、皮膚側切開で行う場合にはハムラ法として広く認知されています。
一方、この方法は瞼の裏側(結膜)から同様の操作を行うことから、裏側から行うハムラ法という意味で「裏ハムラ」と呼ばれています。

裏ハムラ法の優位点とは?

突出している眼窩脂肪は切除するのではなく、その余剰部分を眼頬溝(ゴルゴライン)の溝(眼輪筋下)に引き出し固定することで、溝を下から持ち上げて目立たなく出来ます。すなわち突出している脂肪を温存し再利用することにより、膨らみと溝を同時にフラットにするという最も理にかなった方法であるわけです。アプローチは下眼瞼の裏側(結膜)ですので、皮膚表面には一切傷を残しません。

リッツ式裏ハムラ法の特徴

眼頬溝改善を目的としたリッツ式裏ハムラ法は、最小のリスクで下眼瞼のクマや輪郭を改善し、効果が長持ちする理想的な術式です。

(1) 術前評価の重要性
熟練した医師により、眼頬溝の深さと広がり(内側・外側)を測り、内側(鼻側)・中央・外側の脂肪のそれぞれの量と分布、そして下眼瞼の位置と弛緩度の評価を慎重に行います。

(2) 脂肪注入法とは次元が異なる確実性
我々の行う手技では、豊富な血液供給のある眼窩脂肪茎を眼頬溝に沿って移動させますので、脂肪の吸収が殆どありません。またその際に確実な血管増生が行われるように、隙間なく骨膜上、眼輪筋下に広げています。一方、脂肪注入法では、血管新生に限界があり、多くの脂肪が1年以内に吸収されると言われているため、この点での確実性がまったく違います。最近では、コンデンスリッチファット(CRF)注入法(※)によって、脂肪の生着率は高くなりましたが、眼頬溝(ゴルゴ線)においての改善は余り期待できません。

(3) 皮下縫合法で、独自のリッツ式裏ハムラ法を確立!
従来のハムラ法では、骨膜下に脂肪移動をさせていましたが、骨膜が硬く、盛り上げ効果が乏しかったのが欠点でもありました。そこで、リッツが考案した皮下縫合法は、骨膜上(眼輪筋下)に脂肪移動を行うことで、溝を持ち上げる力が強化され、かなりゴルゴ線はフラットになり、より効果的な術式となりました。

(4) 最小限の術後の腫れ
リッツオリジナルの鈍的剪刀によるspreading操作で眼輪筋下の筋平面に進入出来、眼角動静脈を損傷することが避けられます。また、鼻側(内側)脂肪体内にある内側眼瞼動脈を損傷させないように注意が必要です。これらの手技により、術後の腫れや内出血を最小限にすることが出来ます。

(5) 二重視(ダブルビジョン)の防止
内・外の脂肪茎を十分に分離させることにより、牽引せずに下斜筋に沿った脂肪移動ができます。そのため下斜筋に関する問題はなく、二重視は起こりません。

※ コンデンスリッチファット(CRF)とは?
採取した脂肪を、アメリカFDA(日本の厚生労働省に該当)の認可を受けた機器 「LIPOMAX-SC」でウェイトフィルターを装着し、外気に触れないまま遠心分離にかけ、石灰化や脂肪壊死の原因になる死活した細胞や細胞膜などの不純物を除去した後、このコンデンス(濃縮)技術で生成された健全な濃縮脂肪細胞=コンデンスリッチファット(CRF) だけを注入するため、高い定着率を実現し、吸引した脂肪を最大限に活かせるようになったものです。

手術法の比較

経結膜脱脂法 裏ハムラ法 経結膜脱脂・脂肪注入法
適応年齢層 20歳代 30歳代~50歳代 30歳代~50歳代
治療効果 脂肪の膨らみは改善される 脂肪の膨らみとゴルゴ線・頬下溝の凹が同時に改善出来る 脂肪の膨らみと頬下溝の凹が同時に改善出来る
手術時間 30分 60分 90分
麻酔の種類 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能
ダウンタイム 2~3日 3~5日 7~10日
将来的なマイナス要素 加齢により、下瞼の窪み凹が強調され、下瞼周辺の小じわ・笑いじわが深くなりたるむ可能性有り 加齢により頬窩骨縁部周囲の脂肪が細り小じわが気になる可能性有 注入した脂肪が偏って吸収された場合、段差や脂肪の硬さが気になる可能性有り。また、脂肪の吸収によってゴルゴ線の窪みが目立つ可能性も有り。
上記の改善方法 プレミアムWPRP・脂肪注入法・下眼瞼切開術 プレミアムWPRP・下眼瞼切開術 プレミアムWPRP・脂肪の再注入
脂肪の生着率 通常の注入は30% CRF注入は80%

 

POINT

目の下のクマ治療は、年齢によってその症状は異なります。脂肪の膨らみは、一見脱脂すれば改善されると思われがちですが、将来的に瞼頬溝(ゴルゴ線)や下瞼窩骨縁部の窪みが強調され、新たな悩みと代わってしまうケースも考えられます。因って、30歳代以上の年齢層の方には脱脂のみの治療はお薦め出来ません。
当院では、極力脱脂のみの治療は避け、膨らんだ脂肪を温存し、有効的に窪みに移動させるリッツ式裏ハムラ法をお薦めしております。経結膜脱脂を行い、窪みの部分には下腹部や、太腿から新たに採取した脂肪を注入する方法や、ヒアルロン酸注入、PRP療法との併用などを同時に行う方法もありますが目の下の膨らみがある場合は、リッツ式裏ハムラ法が現在では最も優れた術式ではないでしょうか。
裏ハムラ法は非常に繊細で、難易度の高い治療方法のため、積極的に行っているクリニックが少ないのが現状です。当院では、高度な技術とテクニックを皆様にご提供出来ると自負しております。

2. 茶クマ

症状

メラニン色素が沈着し小さなシミが繋がって見える症状を言います。

原因

マッサージや、アイメイク落としで、目の周りを強く刺激し過ぎる傾向がある方や目をよく擦る癖がある(花粉症の方など)方などに多く、皮膚が乾燥し紫外線などによる影響で色素沈着を起こしやすくなります。

治療方法

茶クマの治療はレーザーやとトレチノインなどによる治療が一般的ですが、双方ともに非常に根気と時間が必要です。 皮膚科の専門分野の治療となりますので茶クマの改善を強く希望される場合は、信頼できる皮膚科医をご紹介しますので、お気軽にご相談下さい。影クマとの混在型の場合は、裏ハムラ法で改善される場合もありますので、リッツ式裏ハムラ法治療内容をご確認の上、ご相談下さい。

3. 青クマ

症状

皮膚の下の静脈や筋肉が透けて見える状態を言います。

原因

元々皮膚の薄い方に多く見受けられ、睡眠不足やストレスなどで、血行不良が生じ血液が溜まる事によって更に青みが強調されます。

治療方法

血行不良の原因となる日常生活の改善に努める事が肝心です。脂肪の膨らみも無く、青クマのみの場合は、下瞼窩骨縁部を中心に脂肪を注入し薄く脂肪層を作ることで青みを目立たなくすることが可能です。青クマと影クマが混在している場合は、裏ハムラ法での改善が期待できます。 治療方法については、リッツ式裏ハムラ法の治療内容をご確認の上ご相談下さい。

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経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)の特徴
  • 副作用(リスク)

    腫れ、内出血が長引く、感染、傷痕、色素沈着、異物反応、痛み、しびれ、その他知覚異常、脱毛、組織壊死、視力障害、アレルギーやショック反応などの合併症がおこりえます。

同時に行うことが多い施術

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症例写真

下眼瞼切開(裏ハムラ法)

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料金表

  • 経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)

    550,000円〜660,000円
    ※2019年10月からの税込料金です。

  • ※東京院・大阪院で料金が異なります。
    詳しくは こちら までお問い合わせください。

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よくある質問と答え

Answer

  • 結膜は、皮膚よりも治癒力が高く、術後に残った血液の排出を丁寧に行えば出血の心配も入りません。縫合した方が、返って腫れや瞼のごろつきを高めてしまいます。
  • 状態を診察させて頂かなければ確かなことは申せませんが、脂肪の膨らみが残った状態なのでしたら、おそらく治療は可能でしょう。再手術の場合、組織が癒着している可能性が高いため、慎重に診察を受けて頂いてからお考え下さい。
  • どちらの効果が高いかは一概には言えませんが、脂肪の膨らみが少なく瞼頬溝や、下瞼窩骨縁部の窪みが強い場合は、経結膜ハムラ法のみの治療では限界があるかもしれません。そのような場合は当院でも脂肪注入やプレミアムWPRP療法などを併用し治療を行っております。当院で行うクマの治療においてはリッツ式裏ハムラ法を第一優先とし、足りない部分を他の治療と併用するという方針の元で行なっております。
  • 下瞼は、上瞼よりも腫れが少ない部位です。3日~1週間程むくんだような感じです。内出血の出現は殆ど心配ないですが、万が一起こった場合は黄色っぽい内出血が3日~5日程度続きます。お化粧で十分カバーできる程度とお考え下さい。
  • 局所麻酔は、極細の注射針で行います。麻酔液は痛みをやわらげる成分が含まれており、ほとんど痛みを感じることはありません。特に痛みに敏感な方には、眠っている間に終了する静脈麻酔でも受けて頂けます。術後に強い痛みはなく、お渡しする鎮痛剤で十分カバーできる位です。

初めての方はこちらからどうぞ 0120-628-662 携帯・PHSからも通話無料 年中無休/受付時間 9:30~20:00

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経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法) 施術内容

経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法) メニュー

老け顔の第一位は、目の下のクマと言われています。クマには、主に黒クマ(影クマ)、茶クマ、青クマに大別されます。以下にそれぞれの特徴を説明します。
▼黒クマ(影クマ)

▼茶クマ

▼青クマ

黒クマ(影クマ)

1. 黒クマの症状と原因

症状

影クマに悩む男女の比率は非常に高く、症状としては目の下が脂肪で膨らみ、その膨らみが影となって頬のくぼみを強調している状態であることから影クマと言われています。

原因

この影クマは、眼球を支えている眼輪筋・皮膚・眼下隔膜の張りが加齢と共に緩んでくることから、眼下隔膜の下でクッション役をしている眼窩脂肪が、眼球に押されて突出する事が主な原因となっています。

2. 黒クマ(影クマ)の改善方法 I

改善方法

経結膜脱脂法

適応

(1) 脂肪の膨らみが軽度である。
(2) 眼頬溝(ゴルゴ線)の凹みがない。
(3) 頬骨下(下瞼窩骨縁部)の脂肪が比較的多い。
(4) 年齢的には20代までの方に適した手術です。

手術方法

(1) 下眼瞼を反転し、瞼板下端で約1~1.5cmの横切開を加えます。
(2) 結膜切開後は眼窩隔膜(septum)前面から隔膜を切開すると眼窩脂肪が露出し脱出してきます。 下眼瞼の脂肪は内側、中央、外側と3つのコンパートメントに分かれていますが、術前の評価通りに切除します。 主として内側、中央のあふれ出してきた脂肪を、電気メスでしっかりと止血、凝固しながら切除します。
(3) 最後に結膜切開創はドレナージ(血液排出)の意味で縫合は行いません。

黒クマ(影クマ)の一般的な治療法である結膜脱脂法の欠点とは?

黒クマ(影クマ)の一般的な治療法として、眼窩脂肪の摘出術が広く行われていますが、必ずしも良い結果となる訳ではありません。むしろ鼻顎溝(nasojugal groove)を目立たせることがあります。
くぼみのレベルに眼窩脂肪の突出部位をそろえることにより、下まぶたが全体的に窪んで不健康に見えることがあります。返ってクマが強調されることも少なくありません。また確実にしわが増えます。20歳代の方ではあまりしわが気になることはありませんが、30歳代以降では要注意です。とりわけ笑い皺はかなり目立つことになります。
また、顔面の老化に伴って脂肪量は減少しますので、過度な眼窩脂肪切除による術後の「空洞化」によるくぼみの増強には注意が必要で、美容形成外科の世界では、国際的にも下眼瞼の脂肪は温存すべきであるとの論調になっています。

3. 黒クマ(影クマ)の改善方法 II

改善方法

経結膜ハムラ法「裏ハムラ法」

適応

(1) 脂肪の膨らみが重度である。
(2) 眼頬溝(ゴルゴ線)や頬骨下(下瞼窩骨縁部)の凹みがある。
(3) 年齢的には30歳代~50歳代までの方に適した手術です。
脂肪の膨らみが重度の場合は、脱脂のみだとクマの症状は軽減されますが、同時に瞼頬溝(ゴルゴ線)や下瞼窩骨縁部の窪み凹が強調され、余り良い治療結果は期待出来ません。脂肪の膨らみとともに下瞼窩骨縁部が窪んで目立つ場合には、経結膜ハムラ法(裏ハムラ法)が適応となります。

手術方法

(1) 下瞼裏側(結膜側)2㎝の切開を行います。その後、剥離は眼窩隔膜上(眼輪筋下)で行い眼下下縁まで至ります。更に、剥離を骨膜下に変更して気になる窪みの部位を越えて剥離を完了します。
(2) 眼窩隔膜を切開して開窓し眼窩脂肪を引き出します。頬瞼溝の溝を埋めるため、内側(鼻側)の脂肪塊は下内側へ移動させ、中央脂肪塊はその外に移動させ、骨膜に縫合固定します。余った脂肪は、必要に応じて切除します。
(3) 結膜側は、腫れ防止のため縫合はあえて行わず血液などをドレナージ(排出)します。

重度の黒クマ(影クマ)の治療法である経結膜ハムラ法「裏ハムラ法」とは?

テキサスの高名なDr.Sam,Hamraが考案した術式で、下瞼の若返り手術の世界的標準術式となっており、現在では最も優れた理論方法と考えられております。下眼瞼の皮膚の弛み、皺の目立ち方によっては皮膚を切り取る必要がありますが、皮膚には傷を残したくないという方で、主にクマ、ふくらみ、くぼみなどの凹凸が気になる方には最良の治療法です。眼窩脂肪移動術を、皮膚側切開で行う場合にはハムラ法として広く認知されています。
一方、この方法は瞼の裏側(結膜)から同様の操作を行うことから、裏側から行うハムラ法という意味で「裏ハムラ」と呼ばれています。

裏ハムラ法の優位点とは?

突出している眼窩脂肪は切除するのではなく、その余剰部分を眼頬溝(ゴルゴライン)の溝(眼輪筋下)に引き出し固定することで、溝を下から持ち上げて目立たなく出来ます。すなわち突出している脂肪を温存し再利用することにより、膨らみと溝を同時にフラットにするという最も理にかなった方法であるわけです。アプローチは下眼瞼の裏側(結膜)ですので、皮膚表面には一切傷を残しません。

リッツ式裏ハムラ法の特徴

眼頬溝改善を目的としたリッツ式裏ハムラ法は、最小のリスクで下眼瞼のクマや輪郭を改善し、効果が長持ちする理想的な術式です。

(1) 術前評価の重要性
熟練した医師により、眼頬溝の深さと広がり(内側・外側)を測り、内側(鼻側)・中央・外側の脂肪のそれぞれの量と分布、そして下眼瞼の位置と弛緩度の評価を慎重に行います。

(2) 脂肪注入法とは次元が異なる確実性
我々の行う手技では、豊富な血液供給のある眼窩脂肪茎を眼頬溝に沿って移動させますので、脂肪の吸収が殆どありません。またその際に確実な血管増生が行われるように、隙間なく骨膜上、眼輪筋下に広げています。一方、脂肪注入法では、血管新生に限界があり、多くの脂肪が1年以内に吸収されると言われているため、この点での確実性がまったく違います。最近では、コンデンスリッチファット(CRF)注入法(※)によって、脂肪の生着率は高くなりましたが、眼頬溝(ゴルゴ線)においての改善は余り期待できません。

(3) 皮下縫合法で、独自のリッツ式裏ハムラ法を確立!
従来のハムラ法では、骨膜下に脂肪移動をさせていましたが、骨膜が硬く、盛り上げ効果が乏しかったのが欠点でもありました。そこで、リッツが考案した皮下縫合法は、骨膜上(眼輪筋下)に脂肪移動を行うことで、溝を持ち上げる力が強化され、かなりゴルゴ線はフラットになり、より効果的な術式となりました。

(4) 最小限の術後の腫れ
リッツオリジナルの鈍的剪刀によるspreading操作で眼輪筋下の筋平面に進入出来、眼角動静脈を損傷することが避けられます。また、鼻側(内側)脂肪体内にある内側眼瞼動脈を損傷させないように注意が必要です。これらの手技により、術後の腫れや内出血を最小限にすることが出来ます。

(5) 二重視(ダブルビジョン)の防止
内・外の脂肪茎を十分に分離させることにより、牽引せずに下斜筋に沿った脂肪移動ができます。そのため下斜筋に関する問題はなく、二重視は起こりません。

※ コンデンスリッチファット(CRF)とは?
採取した脂肪を、アメリカFDA(日本の厚生労働省に該当)の認可を受けた機器 「LIPOMAX-SC」でウェイトフィルターを装着し、外気に触れないまま遠心分離にかけ、石灰化や脂肪壊死の原因になる死活した細胞や細胞膜などの不純物を除去した後、このコンデンス(濃縮)技術で生成された健全な濃縮脂肪細胞=コンデンスリッチファット(CRF) だけを注入するため、高い定着率を実現し、吸引した脂肪を最大限に活かせるようになったものです。

手術法の比較

経結膜脱脂法 裏ハムラ法 経結膜脱脂・脂肪注入法
適応年齢層 20歳代 30歳代~50歳代 30歳代~50歳代
治療効果 脂肪の膨らみは改善される 脂肪の膨らみとゴルゴ線・頬下溝の凹が同時に改善出来る 脂肪の膨らみと頬下溝の凹が同時に改善出来る
手術時間 30分 60分 90分
麻酔の種類 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能 局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能
ダウンタイム 2~3日 3~5日 7~10日
将来的なマイナス要素 加齢により、下瞼の窪み凹が強調され、下瞼周辺の小じわ・笑いじわが深くなりたるむ可能性有り 加齢により頬窩骨縁部周囲の脂肪が細り小じわが気になる可能性有 注入した脂肪が偏って吸収された場合、段差や脂肪の硬さが気になる可能性有り。また、脂肪の吸収によってゴルゴ線の窪みが目立つ可能性も有り。
上記の改善方法 プレミアムWPRP・脂肪注入法・下眼瞼切開術 プレミアムWPRP・下眼瞼切開術 プレミアムWPRP・脂肪の再注入
脂肪の生着率 通常の注入は30% CRF注入は80%

 

POINT

目の下のクマ治療は、年齢によってその症状は異なります。脂肪の膨らみは、一見脱脂すれば改善されると思われがちですが、将来的に瞼頬溝(ゴルゴ線)や下瞼窩骨縁部の窪みが強調され、新たな悩みと代わってしまうケースも考えられます。因って、30歳代以上の年齢層の方には脱脂のみの治療はお薦め出来ません。
当院では、極力脱脂のみの治療は避け、膨らんだ脂肪を温存し、有効的に窪みに移動させるリッツ式裏ハムラ法をお薦めしております。経結膜脱脂を行い、窪みの部分には下腹部や、太腿から新たに採取した脂肪を注入する方法や、ヒアルロン酸注入、PRP療法との併用などを同時に行う方法もありますが目の下の膨らみがある場合は、リッツ式裏ハムラ法が現在では最も優れた術式ではないでしょうか。
裏ハムラ法は非常に繊細で、難易度の高い治療方法のため、積極的に行っているクリニックが少ないのが現状です。当院では、高度な技術とテクニックを皆様にご提供出来ると自負しております。

2. 茶クマ

症状

メラニン色素が沈着し小さなシミが繋がって見える症状を言います。

原因

マッサージや、アイメイク落としで、目の周りを強く刺激し過ぎる傾向がある方や目をよく擦る癖がある(花粉症の方など)方などに多く、皮膚が乾燥し紫外線などによる影響で色素沈着を起こしやすくなります。

治療方法

茶クマの治療はレーザーやとトレチノインなどによる治療が一般的ですが、双方ともに非常に根気と時間が必要です。 皮膚科の専門分野の治療となりますので茶クマの改善を強く希望される場合は、信頼できる皮膚科医をご紹介しますので、お気軽にご相談下さい。影クマとの混在型の場合は、裏ハムラ法で改善される場合もありますので、リッツ式裏ハムラ法治療内容をご確認の上、ご相談下さい。

3. 青クマ

症状

皮膚の下の静脈や筋肉が透けて見える状態を言います。

原因

元々皮膚の薄い方に多く見受けられ、睡眠不足やストレスなどで、血行不良が生じ血液が溜まる事によって更に青みが強調されます。

治療方法

血行不良の原因となる日常生活の改善に努める事が肝心です。脂肪の膨らみも無く、青クマのみの場合は、下瞼窩骨縁部を中心に脂肪を注入し薄く脂肪層を作ることで青みを目立たなくすることが可能です。青クマと影クマが混在している場合は、裏ハムラ法での改善が期待できます。 治療方法については、リッツ式裏ハムラ法の治療内容をご確認の上ご相談下さい。

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経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)の特徴
  • 副作用(リスク)

    腫れ、内出血が長引く、感染、傷痕、色素沈着、異物反応、痛み、しびれ、その他知覚異常、脱毛、組織壊死、視力障害、アレルギーやショック反応などの合併症がおこりえます。

同時に行うことが多い施術

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症例写真

下眼瞼切開(裏ハムラ法)

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料金表

  • 経結膜ハムラ法 (裏ハムラ法)

    550,000円〜660,000円
    ※2019年10月からの税込料金です。

  • ※東京院・大阪院で料金が異なります。
    詳しくは こちら までお問い合わせください。

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よくある質問と答え

Answer

  • 結膜は、皮膚よりも治癒力が高く、術後に残った血液の排出を丁寧に行えば出血の心配も入りません。縫合した方が、返って腫れや瞼のごろつきを高めてしまいます。
  • 状態を診察させて頂かなければ確かなことは申せませんが、脂肪の膨らみが残った状態なのでしたら、おそらく治療は可能でしょう。再手術の場合、組織が癒着している可能性が高いため、慎重に診察を受けて頂いてからお考え下さい。
  • どちらの効果が高いかは一概には言えませんが、脂肪の膨らみが少なく瞼頬溝や、下瞼窩骨縁部の窪みが強い場合は、経結膜ハムラ法のみの治療では限界があるかもしれません。そのような場合は当院でも脂肪注入やプレミアムWPRP療法などを併用し治療を行っております。当院で行うクマの治療においてはリッツ式裏ハムラ法を第一優先とし、足りない部分を他の治療と併用するという方針の元で行なっております。
  • 下瞼は、上瞼よりも腫れが少ない部位です。3日~1週間程むくんだような感じです。内出血の出現は殆ど心配ないですが、万が一起こった場合は黄色っぽい内出血が3日~5日程度続きます。お化粧で十分カバーできる程度とお考え下さい。
  • 局所麻酔は、極細の注射針で行います。麻酔液は痛みをやわらげる成分が含まれており、ほとんど痛みを感じることはありません。特に痛みに敏感な方には、眠っている間に終了する静脈麻酔でも受けて頂けます。術後に強い痛みはなく、お渡しする鎮痛剤で十分カバーできる位です。

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