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「下顎角部形成術における削骨範囲の検討」

第98回日本美容外科学会 / 2010年6月 / 横浜院 院長 阿部聖孝

目的

下顎角部形成術としては、Yangらのmultistaged curved ostectomy、出口らのangle splitting ostectomy、広比らのmandibular corticectomyにsmooth-curved angle ostectomyを併用した方法などが行なわれている。いわゆるエラ削りを希望する患者は側貌の改善のみならず正貌での改善を希望するケースが多いため、下顎角部骨切り術だけではなく下顎体部を中心とした外板切除術を併用することにより満足度の高い結果が得られる。またオトガイ部が大きい症例に対しては、さらに加えてオトガイ形成術が必要となる場合もあり、削骨の程度と範囲を術前に診断することは重要である。当院で施行している下顎角部形成術の手術方法と削骨範囲の決定方法に若干の考察を加えて報告する。

方法

当院の下顎角部形成術は、外板切除術と曲線的下顎角部骨切り術さらにオトガイ形成を組み合わせて施行している。これまでの下顎角部形成術患者に対し、術後の満足度・合併症・再手術施行例を検証し適切と考えられる削骨範囲の決定方法を検討した。

結果

外観上では患者の希望に沿った削骨範囲をより正確に決定することが可能となるため、術前診断としてコンピュータによる画像シミュレーションが有用であると思われた。骨形態の画像診断としてはセファログラム、オルソパントモグラム、可能であれば3DCTが有力な情報となる。特にオルソパントモグラムにより下顎管の走行を確認することは、合併症を回避する手段として有用である。

考察

下顎角部形成術における削骨範囲の決定に当たっては、形態面や安全面を考慮しその情報として画像的診断が重要である。それにより満足度の高い結果が得られると考えられた。

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