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「鼻中隔延長術の注意点について」

日本美容外科学会第111回学術集会 / 2011年7月 / 名古屋院 院長 山岸誠治

背景

鼻尖部を下げる手術として、従来軟骨のonlay graftやL型プロテーゼなどが行なわれていたが、鼻中隔軟骨が短い例(いわゆる短鼻)では、土台と皮膚の間に余裕があるため、前者でもあまり皮膚が下がらず、後者では逆に鼻尖部が挙上する結果になった。
鼻中隔延長術は、鼻尖部の土台にあたる鼻中隔に軟骨を移植して延長し、その軟骨に鼻翼軟骨を縫合することによって、鼻尖部、鼻孔縁などを延長することを目的とする。
しかし、鼻の支持組織である軟骨を伸ばしているため、鼻尖皮膚による圧迫を受けることになり、特に短鼻の症例では鼻中隔軟骨が薄いことも多く、過剰な延長により鼻先のゆがみが生じやすい。また、何度か鼻の手術を受けたため、瘢痕により皮膚の可動性が悪い場合などは、手術の際に瘢痕組織をどの程度処理するかについても皮膚の厚みを温存する必要性があることから問題になる。
以上の問題点について、当院がどのような方法を行なっているかについて紹介し、症例を供覧する。

方法

当院では、移植軟骨には原則的に耳介軟骨を使用している。左右のkonchaから採取した軟骨を合わせ、2cm×1cmの形に加工し、鼻中隔軟骨下端に3ミリほどオーバーラップさせて縫合する。軟骨の大きさは前鼻棘近くまで達するようにする。
鼻翼軟骨のmiddle crusを移植軟骨に固定する際には、あまり緊張を加えず、延長方向については鼻背部との連続性に注意する。
以上の処理によっても十分に鼻尖部が下がらない場合は、鼻尖部に軟骨を onlay graft する。また、移植軟骨が大きすぎ、傷を閉鎖すると鼻先がゆがむ場合は、2期的に onlay graft を行なう。

考察

以上の方法により、移植軟骨の安定性、固定性がよくなり、鼻尖部の歪みが起こりにくくなった。また、重度の短鼻の例では手術を2期的に行なうことにより、移植軟骨に負担をかけることなく、安定した結果を出すことができるようになった。

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