コラーゲン
手軽で簡単 −化粧感覚でできるしわ治療 |
|
しわに対する注入剤として15年以上前に先陣を切って登場したのが、コラーゲンです。
しわの原因のひとつとして、加齢とともに皮膚(真皮内)にあるコラーゲンが減少するわけですが、牛から抽出したコラーゲンをしわに注入することによりしわを目立たなくしてしまうのです。
但し、コラーゲンは徐々に吸収されてきて3〜6ヶ月ぐらいで元に戻ってしまいます。短期的にみるといいのですが、効果を持続する為には3ヶ月ごとの注入を繰り返す必要があります。
| 注入療法で改善可能なしわ |
 |
コラーゲンは分子量は約30万で、それぞれが約1000個のアミノ酸よりなる3本のポリペプチド鎖がよじれあう螺旋構造をなしています。
アテロコラーゲン®
仔ウシの真皮より抽出されたトポコラーゲンをペプシンによって可溶化し抗原性を示すテロペプチドを除き、これをマイクロフィルトレーションによって精製し緩衝液と混合したものがアテロコラーゲン製剤です。テロペプチドの除かれたコラーゲン分子の本体は抗原性をほとんど持ちません。
しかし、異種コラーゲンであるため皮内テストは必要で、遅延型を含めたアレルギー反応は約1%ほどあります。
またBSEに関わる安全性については、平成16年7月の厚生労働省告示262号によりウシ皮由来のコラーゲンはBSEに関わる原産国規制の対象から外され原則的に安全であるとの見解が示されています。製剤のコラーゲン濃度は1%、2%、3%があります。局所麻酔薬は含有されていません。
ザイダーム®、ザイプラスト®
ウシ真皮由来のコラーゲンとリドカイン、リン酸緩衝生理食塩液から組成される製剤です。
ザイダーム®はコラーゲン濃度が3.5%、6.5%の非架橋製剤で、ザイプラスト®は3.5%架橋製剤です。アテロコラーゲン®同様皮内テストの必要があります。またリドカインを0.3%含有しており減痛効果があります。
コスモダーム®、コスモプラスト®
ヒトの皮膚の線維芽細胞を培養したナイロンメッシュからType1コラーゲンを抽出、精製し0.3%リドカイン含有リン酸緩衝生理食塩液に分散した製剤です。
ヒト由来のコラーゲン製剤であるため皮内テストは不要とされ、アレルギー反応は0.2%ほどです。コスモダーム®は濃度3.5%および6.5%の製剤で、コスモプラスト®は3.5%のコラーゲンを架橋した製剤です。
近年、人の皮膚の線維芽細胞を培養し、ヒト・コラーゲンを分離し、高純度に精製した注入剤が米国で開発され、FDAの承認を受けた製品が登場しています。こちらは従来のコラーゲンと異なりアレルギーテストが不要である為、ご相談当日に注入することも可能です。
| 一覧表(コラーゲン) |
| アテロコラーゲン Atelocollagen (日本製) |
| ザイダーム Zyderm (アメリカ製) |
ザイプラスト Zyplast (アメリカ製) |
コスモダーム Cosmo Derm (アメリカ製) |
コスモプラストCosmo Plast (アメリカ製) |
【院長ブログ新着3件】
その他の記事はこちら
|