| 鼻中隔延長のヴァリエーション |
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2. 重度の短鼻
外国人のようなシャープな鼻尖(大きな変化)を望む場合、鼻尖がかなり低く、上を向いている場合には鼻中隔延長術が適応になります。鼻中隔軟骨下縁と鼻中隔軟骨正中部(middle
crus)間に軟骨を移植し延長することで大きな変化が得られます。
手術は経鼻柱切開にて鼻尖縮小術に準じて皮下剥離を行ないます。
続いて鼻翼軟骨間を剥離し、鼻中隔軟骨下端を露出します。鼻中隔下端(尾側)に移植軟骨(耳介軟骨または肋軟骨)を縫合して鼻尖を延長するわけですが、一般的には両側耳介から軟骨(20×10mm大)を採取します(既に過去の手術で耳介軟骨を採取されている場合には、鼻中隔の奥上方からあるいは肋軟骨を採取することもあります)。
2枚の耳介軟骨を重ね合わせて縫合した後、鼻中隔下端にこの軟骨を2枚ではさみこむようにして移植し、鼻中隔延長(septal
extension)を行ないます。この際に延長方向として(1)鼻尖を高くする方向(2)鼻尖を下向きに降ろす方向(3)鼻柱を下向きに降ろす方向などいろいろなヴァリエーションが存在します。
術中に理想的な位置で固定します。その後、両側の鼻翼軟骨の内側脚をこの移植軟骨に縫合し、鼻尖が適正な位置にあるかどうか確認後に閉創します。
術後は通常5日間のギプス固定を必要とします。大まかな腫れは一週間で引きます。
このような手術はいわゆる移植軟骨による Onlay Graft とは考え方が根本的に異なり、鼻の構造それ自体を改善する術式であるため、生涯にわたって安定した結果が得られます。
鼻形成術の先進国であるアメリカ合衆国ではこの術式をstructural
rhinoplasty(構造鼻形成術)と称して第二次鼻形成術革命と認知されています。 |