顔面輪郭形成において本邦でもっとも希望の多い手術は顔面下1/3のフェイスラインを小さくする、いわゆる下顎角(エラ)形成手術である。
実際の手術は傷跡を考慮して口内法で行なうことが多い。我々は過去450例以上の下顎角形成術を経験しているが、全例口腔内アプローチで行なっている。その際、下顎骨の形態によっては術野の確保が難しく、骨切りの際に盲目的に行なわざるを得ないケースが多々ある。一般的に、かなりの経験を積んだ術者でも段差を残したり、左右差が出たり、骨切除量加減が難しく思ったような骨片を切除できない事が多い。その為、安定した結果を出すには非常に難易度の高い手術である。
今回我々は、可能な限り合併症を減らし、安全にかつ安定した満足すべき結果を出す為の工夫についてさまざまな観点から報告する。
|