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学会活動
当院における脂肪吸引法―Tumescent液に関する一考察―

2002年10月
第25回日本美容外科学会総会

<演題>
「当院における脂肪吸引法―Tumescent液に関する一考察―」
東京院 副院長 浪川浩明

学会活動 (レポート)
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学会活動

【はじめに】
脂肪吸引は、美容外科で最もpopularに行われている手術のひとつである。ただし、技法に関するおおよその確立は成されているものの、細部については、百家百様であり、これに対して、我々が自院で行っている方法が、安定した好成績を得ていることから、2000年の79回学術集会にて発表した。今回、これに実験的な裏付けによる若干の改良を加えた。

【目的】
脂肪吸引(主に1000mlを越える多量吸引時)におけるquality向上の工夫。

【対象】
大腿全周法として脂肪吸引を施行した107例(2001.6〜2002.5)。このうち20例に対し、Tumescent液に関する実験的評価を行い、さらにこの結果を踏まえて87例に追施行し、満足度を調査した。

【方法】
貧血抑止効果を主題に、Tumescent液の適切な組成、使用方に関するAlgorithmの作製。(i)熱力学的評価,(ii)使用料,(iii)Bosmin濃度評価,(iv)局所麻酔薬添加に対する評価。

【結果】
今回の実験では、Tumescent液の最適使用料を決定するには至らなかったが、総量5000ml前後で使用する場合、液温15℃前後、Bosmin濃度は3×10(-7)mg/ml前後、局麻濃度Xylocain換算で0.04%以上が理想的であると評価した。

【考察】
常識的に考えれば、液温は低ければ低いほど、Bosmin濃度は濃ければ濃いほど、Tumescent液の量も多ければ多いほど、貧血抑止効果に寄与するものと思われるが、これからの程度も境界域に達すると効果の鈍化と、生理的負荷がこれを凌駕することが容易に予想される。今回の実験は、境界線の検量が目的であり、それがある意味、果されたと思われる。


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