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学会活動
東洋人における効果的なフェイスリフト法

2007年5月
第92回日本美容外科学会

<演題>
「東洋人における効果的なフェイスリフト法」
東京院 院長 廣比 利次

学会活動 (レポート)
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学会活動

 東洋人における顔面形態の特徴として骨格的には頬骨・下顎骨の張り出しが強く、更には皮膚・皮下軟部組織が厚くて重い。このことが西洋人と比してフェイスリフト手術を一層難しいものとしている。
 フェイスリフトは基本的には、耳前部からアプローチして頬のたるみを引き上げるわけであるが、頬骨が高く、エラが張り出している東洋人では引き上げ方向のベクトルが三次元的に強くカーブする為、西洋人と比較して引き上げ効果は明らかに劣る。
 本邦においてはLimited SMAS, conventional SMASが広く普及しているが、これらの術式はjowl改善を目的としたものであり、一般患者にとって、もっとも改善要望の強い鼻唇溝、マリオネットラインにはその効果が及ばない。この矛盾に対してSMAS, Retaining ligamentの解剖学的特徴と東洋人の顔面の形態的特徴を複合的に考慮し、鼻唇溝等にも効果の及ぶ術式を考案した。
 東洋人に合った効率的な手術法として、張り出しの強い頬骨体部−弓部の移行部をTransition lineと称して、耳前部から鼻唇溝に至るまでの頬部を、medial zoneとlateral zoneの2つのzoneに分けて考える。頬部中央のtransition lineは単に立体的に突出している部位という意味合いだけではなく、解剖的にはzygomatic ligament, masseteric ligamentの位置とほぼ一致している。このtransition lineを境界とするmedial zoneとlateral zoneでは、SMASの処理、皮弁の引き上げ固定、ともに異なった方法でフェイスリフトを実践している。


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