「埋没法に関する臨床的考察」
第24回 日本美容外科学会総会 / 2001年10月 / 高松院 院長 古屋富治雄
概要
埋没法は、他の術式と比べて術後の腫れも少なく、短期間に日常生活に復帰できる、美容外科で最も頻繁に行なわれる重瞼術のひとつである。
他院で埋没法の手術を受けて、術後修正を希望して当院を受診される症例につきどのような問題点があるのかについて検討を行なった。愁訴としては多種多様 で、以下のような事が挙げられた。
1重瞼線に関するもの
重瞼線の消失、重瞼幅の変更、重瞼線が希望のラインと異なること、左右非対称
2埋没糸に関するもの
目の違和感、埋没糸による粉瘤、結紮部位の皮膚の隆起、埋没糸の抜糸を希望
上記のような問題点は、術者の熟練によってある程度回避可能である。当院での主な症例を供覧し検討を加える。